毎年この時期に私たちを悩ませるのがカミキリムシ。柑橘果樹の根元に卵を産みつけるのです。孵った幼虫は、強力な咀嚼力で幹や枝を食い荒らすので、手遅れになると果樹は枯死してしまいます。これは佐那河内村内の柑橘農家全体の悩みです。山神果樹薬草園では、今年柚子の苗木を225本定植しました。まだ幹や枝がやわらかい苗木は、カミキリムシの格好のエサになります。樹勢も強くないので、あっという間に枯れてしまいます。
それに対抗するべく、カミキリムシ対策ネットを苗木の根元に着けました。ネットを巻き、コーティングされた鉄線で隙間をなくし、根元に土を盛り、苗木とネットとの隙間を埋めます。これでカミキリムシも近づけないだろうと期待しているのですが、油断は禁物。見回りも怠らず、苗木を守りたいと思います。