徳島県農業大学校の学生さんが、また実習に来てくれました。今回はジャムとドレッシングの下ごしらえに取り組みます。
山神果樹薬草園では、外皮を丸ごと皮削り®して精油を抽出した後の柚子果実からは果汁を搾り、しぼり酢やジュースにしています。また、コーディアルの材料にする、自家発酵蒸留してリキュールをつくるなどしています。「では、精油を抽出した後の外皮はどうなるの?」と思われるかもしれません。外皮もちゃんと活用しています。ジャムやドレッシングの素材にしているのです。
外皮を入れると柚子の風味が増すのですが、何も手を加えずにそのまま混ぜる、というわけにはいきません。手作業で内皮やタネ、ヘタ、キズがついたところを取り除きます。この下ごしらえで外皮はもっちりとやわらかくなり、ジャムもドレッシングも食感が格段と上がります。
下ごしらえは根気のいる作業ですが、学生さんたちは笑顔で取り組んでくれました。山神果樹薬草園での実習は1年のうち4回。今回が3回目でした。すっかり打ち解け、スタッフの一員のようになってくれたのに、次で最後かと思うと、今から寂しくてなりません。
※ジャムもドレッシングもファクトリーショップ、または北麓草水の直営店でお買い求めいただけます。また、松山油脂オンラインストアではジャムをご注文いただけます。