5月の終わり、佐那河内村が誇る「さくらももいちご」を生産している農家さんへお邪魔しました。村内でも一部の農家さんだけでしかで生産されていないブランドいちごで、百貨店に並べば1箱16個~24個で1万円前後の値が付く高級品です。その魅力は濃厚な甘み、鮮やかな色艶、とろけるようなやわらかさにあります。希少ないちごですが、ピークを過ぎる5月中旬には出荷できなくなってしまいます。農家さんの努力の結晶でありながら、致し方なく廃棄されてしまういちごを前に、もったいない、どうにかできないものか、というやるせない思いに駆られました。そこで、今回試験的に収穫させていただき、松山油脂富士河口湖工場ファクトリーラボに送りました。今後、商品化できる可能性はないか、試作しながら検討していきます。