山神果樹薬草園では、今秋の本格オープンに向けてさまざまな準備を進めています。先日は松山油脂の墨田本社で、オリジナル石けんを試作しました。イメージは土、大地。実り豊かな大地の色合いを、マーブル模様で表現しようという試みです。
試作はベースとなる石けんをつくるところから始まります。つくり方は、油脂と苛性ソーダを加熱せずに、自然の反応熱でじっくりと石けんにしていく冷製法です。そして、でき上がった石けんの一部を色づけします。色のついた石けんと、色づけしていない白い石けん、2種類を交互に容器に流し入れ、マーブル模様が残る程度に混ぜました。ところが、色づけに使った黒糖では濃い色が出なかったり、白と茶色のきれいな模様にならなかったりと、土の色合いを表現するのは思いのほか難しい作業でした。色づけをラベンダー、ペパーミント、茶葉の粉末をさらに細かくしたものに変えて3回ほど試作をした後、ようやくきれいな模様の石けんになりました。